「英語の勉強を始めたいけど、何から始めたら良いか、分からない!」
「シャドーイングとディクテーションどっちが良いの?」
など英語の勉強を始めたいあなたに向けてこの記事を書いています。
今回は英語学習の方法として取り入れられるディクテーションについて解説します。
私は理系の学校を中退して、英語の専門学校へ入学し、英語を学びました。
当初、英語学習について素人だった私は通訳の先生の指導の下、ディクテーションから始めました。
もちろんメリット、デメリットが存在します。
やり方を説明しながら、ディクテーションをやるべきか、否かという点について述べたいと思います。
- ディクテーションを始めようとしているあなた
- シャドーイングと、どちらが良いか、迷っているあなた
に読んで欲しい記事です。
ディクテーションのやり方
まずディクテーションとは、どんな方法なのか?紹介します。
やり方は非常にシンプルです。
基本的には聞こえてきた英文を紙に書いて、それが正解かを確認するというものです。
それでは詳しくみていきましょう。
準備するもの→音声とその原稿・ペン・白紙(もしくはPC1台)
まず必要なものは、英語の音声ですよね。
どんな教材を選ぶか?も重要です。
はじめは音声のスピードがゆっくりなもの、そして、内容は親しみやすい日常系や自分の好きな分野を選びましょう。
そして書き取るための紙またはノート、ペンを用意します。
※私はノートに書き取る派でしたが、タイピングが得意な方はWordやメモ帳、Googleドキュメントなどにタイピングしていくのもアリだと思います。
聞く⇄書き取る(繰り返す!)
① 用意した音声を一度一通り聞いてどんな内容か考えます。
② 次に音声を流して、聞こえた英文・英単語をノートに書き取っていきます。
1文ずつでも、文の途中でも音声を止めていいので、できる限り書き出しましょう。
③ 最大5回程度聞いて分からない部分はカタカナで聞こえたものだけ書いておく。
もしくは聞こえなくても、推測でもいいので、できるだけ書き出しでみる。
聞く回数は何回でもOKですが、私は5回聞いて分からなければ知らない単語だと割り切り、カタカナで書いて次に進みました。
原稿と書き出したものを答え合わせ
全て音声を聴き終わったら、原稿と答え合わせです。
カタカナで書いてある部分、推測した部分が何なのか、しっかり確認しましょう。
何が?なぜ?聞こえなかったのかを知ることが大切です。
- なぜこの発音が聞き取れなかったのか?→リンキング※が原因か?
- なぜ推測できなかったのか?→そもそも文法を理解していなかった?
そして英単語、文法、意味、発音をしっかり確認します。
※リンキングとは、文中や単語内で音が変化すること。
発音についてはコチラの記事で確認!
音読やシャドーイングで徹底的に練習!
確認が終わった後は、その音声を使って音読やシャドーイングを繰り返し行いましょう。
何度も聞いた音声なので、音読やシャドーイングしやすいと思います。
ディクテーションやってみた
参考までに私もVOA Learning Englishを使ってやってみました。
黒ペンは書き取ったもの、赤ペンは答えです。
まだまだですね。
使用した教材↓↓
私が使っていたディクテーションの無料教材
教材は自分の目的にあったもの(TOEICや英検とか)もしくは、やさしめのもの選びましょう。
私が英語学習を始めた時に使っていた無料のサイトをご紹介しますね。
どちらも専門学校時代の先生が教えてくれたものです。
英語リスニング無料学習館
初心者がまずやるべきは英語リスニング無料学習館でしょう。
- 音声スピードがゆっくりめ
- 種類が豊富(TOEIC/Youtube/TEDなど)
- 1文〜会話まで
- 1ページで完結できる
無料アプリ(ディクトレ)もあります。
無料でスマホで、ディクテーションができるなんておそるべし現代テクノロジー!
VOA Learning English
VOA Learning Englishも初心者向けです。
- ゆっくり話してくれる
- ニュースも勉強できる
- 無料
私はVOAをかなり愛用していました。
毎日1記事を目標にやっていました。
(1記事が10分以上のものも多く、少し長ったので、途中で区切って取り組んでいました。)
当時はiTunesのPodcastを利用して定期購読していました。
ディクテーションは非効率?メリット・デメリットとは
次にディクテーションのメリット・デメリットについて確認しましょう。
メリット
- リスニング力の向上
- 推測するスキルが身に付く
- 取り組むハードルが低い
リスニング力身に付くのは、無論です。
聞こえていない部分をはっきりと認識することができますし、リンキングなどの音の変化も理解できるでしょう。
また文法などの知識を用いて、「主語の次に来るのは、動詞だから。。。」など推測する力を養うことができます。
そして音声と紙さえあれば始められるので、始めるハードルは低いと思います。
実際、専門学校時代の通訳の授業は、初めディクテーションでした。
デメリット
- 時間がかかる
- 挫折しやすい
- リスニングのみ
書き取る手間(時間)が必要になります。
書き取る工程は、個人的に英語学習としてつまらないと感じます。
そういう意味で挫折しやすいかもしれないですね。
また口を動かすわけではないので、リスニング以外のスキルは伸びないです。
どうせなら、シャドーイングで話す練習を一緒にやりたいと思ってしまいます。
ディクテーションは非効率?に対する私の見解
今までの英語学習の歴史を踏まえて、「ディクテーションは非効率?」という疑問にお答えします!
結論は、「ディクテーションは非効率な英語学習方法ではない。組み合わせが大事。」です。
初めにディクテーションから取り組むことは間違いではありません。
しかし、継続的にリスニングの練習をするのであれば、シャドーイングに切り替えるべきです。
ディクテーションは初心者にオススメの英語学習方法である
私が英語の専門学校入学当初(TOEICの点数で言うと、300点くらいの時)に、ディクテーションからリスニングの練習を始めました。
やはり私的に一番のメリットはリンキングなどの音の変化を知ることができたことです。
くっつく単語や読まないスペルを学ぶことができたのは、ディクテーションをおかげです。
リンキングを初めに知ることはリスニング、スピーキングにおいてかなりメリットがあります。
このような基礎を初めに学ぶことができるので、ディクテーションは初心者に向いていると言えるでしょう。
ディクテーションは1音声1回で十分
ディクテーションは初心者の初めの学習向きです。
1音声につき、ディクテーションは一度で十分です。
それ以降は、その音声を使ってシャドーイングや音読をしたほうが効率的、効果的な学習方法です。
ディクテーションした後は、初心者でもシャドーイングや音読がやりやすくなります。
ディクテーション後・根性のある初心者は即シャドーイングへ!
シャドーイングのほうが時間対効果が絶対良いです。
ディクテーション後、根性のある初心者は即シャドーイングへ!
まとめ:ディクテーションは非効率?
ディクテーションは非効率な勉強方法ではありません。
しかし、ディクテーションばかりを同じ音声で繰り返すことは非効率もしくは効果がない場合もあります。
シャドーイングをやることでより意味のある学習になります。
ディクテーション後は必ずシャドーイングをしましょう!
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